夫から仕事を辞めたい、独立したいと言われたら? わたしたちの転職体験記
こんにちは、ちーず♪です。
今年は震災から10年目ですが、震災の前後数年、よく夫から仕事を辞めたい
独立したいといわれていました。
震災の時を思い出すと、同時に、夫の独立のことも思い出すので
今日は、少しあのときのことを書いてみたいと思います。
夫の職業と職場はどんなところ
夫の仕事は医療系の国家資格の技術職です。
その資格を生かして、とある院内で働いていました。
もしも、独立するならその資格をもとに開業することになります。
開業するといってもどうするの。
資金は?
仕事はもらえるの?
それよりも、やめないほうがいいよ・・・というのが当時のわたしの
考えでした。
どちらかというとすごく反対したというわけではなくて
やめたいと言ってきても、すごくやめたいんだという言い方でもなかったし
やめたいと思っているけどどうしようって相談のように言われたら、
やめないほうがいいんじゃないなんてさらっと返すと、そうだねって返事で
でしょ~働こうよ、子供まだお金かかるし…
なんて、こんな会話を繰り返してました。
でも、本当は、転職のこと、独立のことすごく悩んでいたに違いないのです。
やめたい理由は、職場の雰囲気、人間関係、いろいろ、
もろもろ…
そこへ、震災が起こってしまいました。
当時、三陸沿岸に住んでまして、津波は夫の職場のぎりぎりまできました。
かろうじて、津波を逃れることができましたがこんなところまで
津波はくるんだと、思ったのを覚えてます。
すごい混乱の中で復興していかなくちゃならない中で、職場からは
辞めないでほしいと言われたらしい。
夫も、やめるのが数年のびてしまったと嘆いていたのが思い出されます。
仕事を辞めるのの決断するのはわたしのほうだった。
震災から2年くらいたって、また、やめたいと相談されたとき
上の子は中学生でした。
夫は、その職場で20年以上働き、職場に貢献していたといってもいいと
思います。
ちょっとだけ働いてすぐいやだからやめたいというのでもなく、同じところでずっと働いてそれでやめたいというのであれば、相当苦しかったんじゃないかなと。
だって、夫の顔が違う。
もう深刻そのもので、笑顔がなくなっていくのがわかりました。
だんだん顔が違ってきて、このままじゃ鬱になる。
ああ、そんなに殺伐とした職場だったのか。
当時、わたしは主婦だったから聞くだけで雰囲気なんて想像はするけど、それだけだったから。
決断するのは、わたしのほうでした。
いいよ、いいよ、やめなよ、やめていいよって!!
やめるのはわたしのほうでした。
やめないで・・と思うのをやめること。
晴れて、仕事やめて独立することにしました。
2013年の春です。
夫が仕事をやめるとなったら、もうとんとん拍子に事が進んで
いきました。
ハローワークにいって仕事をやめて開業することを伝えたり
税務署にいって青色申告の開業届を提出したり、夫の実家の一部を
改装したり、夫の主導でどんどん進んでいきました。
入れ替わりに、わたしのほうがアルバイトをしたり、フルタイムの
仕事を探して家計のために働きに出ることになり、主婦業が逆転した
こともありました。
もしも、転職や独立を相談されたときどうするか
家族の誰かが仕事をやめたいと言ってきたら
悩みますよね。
実際、わたしも悩みました。
でも、あのときずっと働いてほしいなんて言えなかった。
やめたことで、ほっとした夫の顔をみたときこれでよかったと
思ったことを覚えています。
もしも、このまま仕事を続けたら、大事な家族がどうなるか、病んでいったり
しないか、よく相談することが大事と思います。
大切な家族の健康、心身ともに健康であることを望むのが一番だと思います。
家計のことや、これからの生活の心配もありますがやはり一番大事なのは
家族の健康です。
すごいそのことを実感した体験でした。
やめると決めたら、夫に晴れやかな表情を見ました。
独立しての現在の様子とは
正直、細々と仕事をしている感じです。
ひとりでやっているのでのびのびやってます。
気兼ねなく、自分のペースで仕事ができるのはよいこと
ですよね。
ストレスはないみたいです。たぶん(*'▽')
それが一番ですよね。
結局、現在はお互いの仕事の関係で、離れて生活していますが
それはそれで納得して決めたことで、よい方向に進んできたと
実感しています。
あのときのことを思い出すと、なんだかほっとする。
まとめ
Y字路にきて、どっちにか行かなくちゃいけないときに、どちらに進むか迷うけど、決めて進まなくちゃいけない
ことは、よくあるよね。
数年たって、結果的によかったと言えたらそれでよしでいいんじゃないかと・・思ったりしてます。
はい(*'▽')